JavaオンプレシステムをAKS + Quarkusに移行した話

講演情報

タイトル

JavaオンプレシステムをAKS + Quarkusに移行した話

概要

発表資料

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発表に至った背景と課題

我々が所属するソフトバンクのIT本部は、主に通信事業を支えるITシステムの開発、保守、運用を担っています。通信事業はユーザーの生活を支える重要なインフラですので、これまでは自社のデータセンターのオンプレ環境を利用したキャリア品質のシステム構築がメインでしたが、最近ではシステムの要件的にクラウドに適したものについては、バランス良くクラウドの利用も検討しています。

また、我々のチームでは2年前からアジャイル開発に取り組んでおり、カンバンツールとして昨年の9月に発表されたAzure DevOpsのAzure Boardsの機能を利用しています。Azure DevOpsではAzure Boards以外にも、JenkinsのようなCIツールであるAzure Pipelines、GitリポジトリであるAzure Repos、Nexusのようなパッケージを管理するAzure Artifacts等のアジャイル開発を行う上でのツールチェーンが一通り揃っていることが特徴です。

しかしこれらの機能は未だ活用できておらず、Azureを含めたツールチェーンの利用を検討していこうという段階でした。また、後述する我々の開発していたアプリケーションは、顧客ニーズがどこにあるのかよくわからない特性のため、仮説検証型で進めていきましたが、時間をかけて恒久的な環境を用意するオンプレミスよりも、迅速に環境を構築でき拡張や破棄も容易なクラウド環境が適しているのではないかと課題を感じていた時期でもありました。

そこでこれらの問題を解決するため、AzureとAzure DevOpsを含めたツールチェーンの構築に踏み切ることにしました。我々の所属するIT本部では、開発言語としてJavaをメインで使用しています。今回では、以下のような点から、Azure Kubernetes Service(AKS)を採用することにしました。

このあたりは、ハックフェストの後に公開された寺田佳央さんのブログ「Kubernetesの導入時に考えるべきこと」にも合致していたかと思います。

このような背景から、DevOpsのツールチェーン構築の際には、オルターブース様に相談させていただき、寺田佳央さんとのハックフェストを開催いただけることになりました。

発表内容

今回の発表では、このようなハックフェスト至った背景やその内容についてお話したいと思っております。 またコンテナ化に際して、一般にJavaの弱点であるコンテナサイズとスピンアップタイムの遅さを克服するために、API部分にはGraalVMを利用したQuarkusの導入にもチャレンジし、ソフトバンクショップの方が利用するシステムの商用トライアルリリースまで行った結果、考察、ぶつかった壁についてもお話できればと考えております。

想定している聴講者層

オンプレのJava アプリケーションから脱却したい方 / Quarkus, Kubernetes (Azure Kubernetes Service), Azure DevOps に興味がある方、実際に利用している方

カテゴリ

Cloud

難易度

中級者向け

種類

初心者枠 (20分)

言語

日本語

講演者情報

髙市 智章 (Takaichi Tomoaki)
ソフトバンク株式会社

経歴

  • ソフトバンク株式会社に新卒入社 (2017年)
  • アジャイル開発を実践する部署に配属し、以下のような業務を行っている
    • Java アプリケーションの開発
    • CI / CD パイプラインの構築
    • アジャイル開発の実践
    • アジャイルの社内布教活動
    • 業務に関連するカンファレンスの参加、資格の取得
    • 執筆活動: クリーンなコードへのSonarQube即効活用術

開発案件例